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水出しコーヒーは、お湯を使わずに水でじっくり抽出するコーヒーです。
火を使わない。
技術もいらない。
混ぜて、冷蔵庫に入れて、待つだけ。
夜セットして朝飲む——そんなリズムが気持ちいい、夏の定番です。
「低温だからカフェインが少ない」と言われることがありますが、一概には言えません。
同じ抽出時間なら低温のほうが溶け出す量は少なくなります。
ただし水出しは8〜12時間と長く漬け、豆の量も多め(この記事のレシピは1:10。ドリップは1:16前後)。
その結果、ドリップと同等か、それ以上のカフェイン量になることもあります。
カフェインを控えたい方は、水出しだから安心とは考えず、豆の量を減らすかデカフェ豆を使うほうが確実です。
水出しは苦味が出にくい抽出方法なので、深煎りの豆を使うとちょうどいいコクが出ます。
浅煎りで作ると、やや物足りなく感じることが多いです。
1:10がスタンダードですが、薄めに作りたいなら1:12、濃縮タイプにしたいなら1:8でも。
濃縮タイプは牛乳や豆乳で割ると、手軽にカフェオレが作れます。
8時間と12時間では味がかなり変わります。
最初は10時間あたりで試して、好みを見つけてください。
24時間以上漬けると雑味が出るので、遅くとも12時間で粉を取り出しましょう。
水出しコーヒーは豆に一度も熱を加えずに抽出します。
そのぶん、お湯で淹れたコーヒーより雑菌が繁殖しやすい飲み物です。
おいしさの話の前に、扱いのルールを押さえてください。
少しでも味や匂いに違和感があれば、迷わず処分してください。
作りすぎず、飲む分だけ作るのが結局いちばん安全でおいしい方法です。
水出しコーヒーは「豆60g + 水600ml + 冷蔵庫で8〜12時間」。
これだけです。
夜に仕込んで、朝起きたら冷たいコーヒーが待っている。
その手軽さが最高です。
ホットの淹れ方も含めた全体像は「ハンドドリップコーヒーの淹れ方 完全ガイド」にまとめています。