ドリップ

ハンドドリップの基本|初心者向け道具と淌れ方

「コーヒーを自分で淹れてみたい」と思ったとき、最初に出会うのがハンドドリップではないでしょうか。
道具を揃えて、お湯を注いで、じっくり抽出する。
その時間そのものが、日常の中の「余白」になります。

この記事では、ハンドドリップ初心者の方に向けて、必要な道具から基本の淹れ方まで、わかりやすく解説します。

必要な道具

揃えたい5つの道具
  • ドリッパー — 台形(カリタ式)か円錐(ハリオV60)が定番。初心者には台形が安定しやすい
  • ペーパーフィルター — ドリッパーの形に合ったものを選ぶ
  • サーバー(またはマグカップ) — 1杯だけならマグに直接でもOK
  • ケトル — 細口のドリップケトルがあると注ぎやすい
  • スケール — 豆とお湯の量を計る。0.1g単位がベスト

基本のレシピ(1杯分)

まずはこの比率で試してみてください。

基本の比率
  • コーヒー豆:15g(中挽き)
  • お湯:240ml(90〜93℃)
  • 抽出時間:約3分

豆とお湯の比率は 1:16 が基本。ここから好みに合わせて調整していきます。

淹れ方の手順

リンス(湯通し)

ペーパーフィルターをドリッパーにセットしたら、先にお湯をかけて紙の匂いを洗い流します。
サーバーも温まるので一石二鳥です。サーバーのお湯は捨ててください。

蒸らし(30秒)

中挽きにした豆をフィルターに入れ、お湯を30〜40ml注ぎます。
豆全体が湿る程度でOK。ここで30秒待つのが大切です。

蒸らしをすることで、コーヒーの中のガスが抜けて、お湯が均一に豆に浸透するようになります。
新鮮な豆ほど、ぷくっと膨らむのが見えるはず。

注湯(3回に分けて)

蒸らしが終わったら、中心から「の」の字を描くようにゆっくりお湯を注ぎます。

  • 1回目:80mlを30秒かけて注ぐ
  • 2回目:80mlを30秒かけて注ぐ
  • 3回目:残りの50mlを注ぐ
最後の一滴は落とさない

サーバーに目標の240mlが溜まったら、ドリッパーにお湯が残っていても外してOKです。
最後の方は雑味が多いので、落としきらない方がクリーンな味わいになります。

注ぐときのポイントは、ペーパーの壁にお湯をかけないこと。壁にかけると、豆を通らないお湯がそのまま落ちてしまい、薄い味になります。

味の調整のコツ

淹れてみて「ちょっと違うな」と思ったら、こんな調整を試してみてください。

困ったこと 原因 調整方法
苦い / 重い 過抽出ぎみ 挽き目を粗くする or 湯温を下げる(85〜88℃)
薄い / 酸っぱい 抽出不足ぎみ 挽き目を細かくする or 湯温を上げる(93〜96℃)
もっと濃くしたい 豆の量が少ない 豆を16〜17gに増やす

まとめ

ハンドドリップの基本は「豆15g、お湯240ml、蒸らし30秒」
この3つの数字を覚えておけば、あとは自分の好みに合わせて少しずつ調整していくだけです。

毎朝のコーヒーを自分で淹れる時間は、一日の中の小さな余白になります。
ぜひ試してみてください。

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