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「スーパーの豆と自家焙煎の豆って、そんなに違うの?」
結論から言うと、まったくの別物です。
何が違って、なぜ味に差が出るのか。
この記事で解説します。
コーヒー豆は焙煎した瞬間から酸化が始まります。
自家焙煎の豆とスーパーの豆では、この「焙煎からの経過時間」に圧倒的な差があります。
焙煎から1ヶ月以上経った豆は、いくら丁寧に淹れても鮮度の差はカバーできません。
「美味しく淹れたい」の第一歩は、豆の鮮度にあります。
新鮮な豆でドリップすると、蒸らしのときに粉がぷくっと膨らみます。
これは豆の中に炭酸ガスが残っている証拠。
焙煎が新しいほどよく膨らみます。
スーパーの豆は焙煎から時間が経っているため、蒸らしてもほとんど膨らまないことが多い。
膨らむ=新鮮、ではありますが、「膨らまない=ダメ」ではありません。
ただ、膨らみの違いを一度体験すると、鮮度の大切さが実感できます。
自家焙煎店では、焙煎前にハンドピック(手作業での選別)を行い、欠点豆を取り除くことが一般的です。
虫食い、カビ、未熟豆といった品質を落とす豆を除去することで、クリーンな味わいが実現します。
スーパーの大量生産品では、この工程が省略されていたり、基準が緩いことがあります。
自家焙煎店は少量ずつ焙煎するため、豆の状態に合わせた細かい調整ができます。
大量焙煎では均一な品質を保つのが難しく、焙煎ムラが出やすい。
自家焙煎店の多くは、ガス抜きバルブ付きの袋で販売。
焙煎直後の豆から出るCO₂を逃がしつつ、外気を遮断する設計です。
スーパーの豆は窒素充填パックなどで長期保存に対応していますが、開封後の鮮度維持は想定されていません。
自家焙煎の豆は100gあたり500〜1,000円程度。
スーパーの豆は200〜400円程度。
確かに自家焙煎のほうが高いですが、1杯15gで淹れるとして計算すると、こうなります。
差額は1杯あたり50〜90円ほど。
コンビニや缶で買うコーヒーの値段を考えれば、どちらも自宅で淹れるほうが安く済みます。
「1日100円未満の差で味が変わる」と考えれば、試してみる価値はあります。
「近くに自家焙煎店がない」「まずは手軽に始めたい」という方のために。
スーパーの豆でも、いくつかの工夫で味を良くすることはできます。
自家焙煎の豆とスーパーの豆の最大の違いは「鮮度」。
そしてその鮮度の差が、香り・味・満足感のすべてに影響します。
一度、焙煎日がわかる豆で淹れてみてください。
「コーヒーってこんなに美味しかったのか」と感じるはずです。
豆の選び方全体は「コーヒー豆の選び方ガイド」にまとめています。