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浅煎りのコーヒーは、深煎りとは別の飲み物だと思ったほうがいい。
フルーツのような酸味、花のような香り、紅茶のような軽やかさ。
ただし、淹れ方を間違えると「酸っぱいだけ」「渋い」という残念な味になりがちです。
この記事では、浅煎りの個性を最大限に引き出すための淹れ方のコツをまとめます。
深煎りの淹れ方をそのまま浅煎りに当てはめると、成分が十分に出ず、酸っぱくて薄い味になります。
浅煎りには浅煎りの淹れ方があります。
浅煎りは成分が溶け出しにくいので、92〜96℃の高温で抽出します。
深煎りでは雑味の原因になる高温も、浅煎りならちょうどいい抽出力になります。
沸騰直後(98℃前後)でもギリギリ許容範囲。
「沸かしてすぐ注ぐ」くらいの感覚でOKです。
中挽きより一段階細かい中細挽きが目安。
接触面積を増やして、硬い豆からしっかり成分を引き出します。
ただし細くしすぎると渋みが出ます。
「中挽きから少し細かく」を起点に、味を見ながら調整してください。
深煎りのようにゆっくり注ぐと、浅煎りでは渋みや収斂味(舌がキュッとする感覚)が出やすくなります。
全体の抽出時間が2分30秒〜3分に収まるように。
3分30秒を超えると渋みが目立ち始めます。
浅煎りの豆は深煎りほどガスを含んでいないので、蒸らしは20〜30秒で十分。
膨らみが少なくても問題ありません。
新鮮な豆でも浅煎りはあまり膨らまないのが普通です。
浅煎りは成分が出にくい分、深煎りと同じ15gだと薄く感じることがあります。
16〜17gに増やすことで、フレーバーの輪郭がしっかり出ます。
浅煎りのコツは「高温・やや細挽き・速めの注ぎ・豆多め」。
深煎りとは逆のアプローチで、フルーティーな個性を引き出します。
まずは一度、いつもの淹れ方で浅煎りを淹れてみて、そこから温度や挽き目を調整してみてください。
「コーヒーってこんな味もするんだ」という発見があるはずです。
淹れ方の基本は「ハンドドリップコーヒーの淹れ方 完全ガイド」にまとめています。