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カフェのメニューやコーヒー豆のパッケージで見かける「スペシャルティコーヒー」。
「普通のコーヒーと何が違うの?」「なぜ高いの?」
この記事では、スペシャルティコーヒーの定義と、一般的なコーヒーとの違いをわかりやすく解説します。
スペシャルティコーヒーとは、品質評価で80点以上(100点満点)を獲得した豆のことです。
SCA(スペシャルティコーヒー協会。旧SCAA=米国スペシャルティコーヒー協会が統合して現在の名称)や
SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)が定めた基準に基づき、カッピングという方法で専門家が評価します。
点数によって、さらに細かく格付けされます。
では全体のどれくらいが該当するのか。
ここは「どの範囲で数えるか」で数字が変わるため、単一の割合を示すのは正確ではありません。
参考として、日本スペシャルティコーヒー協会の市場調査では、日本のコーヒー輸入量に占めるスペシャルティコーヒーの割合は約8〜11%とされています。
いずれにせよ、全体のごく一部であることは共通しています。
スペシャルティコーヒーは、産地・品種・精製方法によって味のキャラクターがはっきりしています。
「ブルーベリーのような甘み」「シトラスのような酸味」といったフレーバーの表現が使われるのは、
実際にそう感じられるほど味の個性が際立っているからです。
一般的なコーヒー(コモディティコーヒー)は複数の産地の豆をブレンドして均一な味に仕上げるため、 個性よりも「安定感」が重視されます。
スペシャルティコーヒーは「どの国の、どの地域の、どの農園で、いつ収穫された豆か」がわかります。
この透明性が品質の信頼につながっています。
一般的なコーヒーでは「ブラジル産」程度の表記で、農園までは遡れないことがほとんどです。
高い品質に見合った価格で取引されるため、生産者の生活を支える仕組みになっています。
フェアトレードとは別の文脈ですが、「良い豆を作れば正当に評価される」という好循環があります。
スペシャルティコーヒーを扱うロースターは、焙煎日を明記し、少量ずつ焙煎して鮮度を保つお店が多いです。
「焙煎日が書いてある」こと自体が、スペシャルティコーヒーの文化と言えます。
100g 500〜1,000円程度が相場です。
1杯15gで淹れるとして計算すると、1杯あたり約75〜150円。
コンビニコーヒーや缶コーヒーと同じくらいの単価で、農園まで遡れる豆が飲めることになります。
スペシャルティコーヒーは「品質で選ばれた上位数%の豆」。
味の個性、透明性、鮮度、生産者への還元——すべてにおいて一般的なコーヒーとは一線を画します。
一度飲んでみると「コーヒーってこんなに違うんだ」と感じるはず。
まずは一杯、試してみてください。
豆の選び方は「コーヒー豆の選び方ガイド」にまとめています。